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福岡県手話通訳問題研究会さま    定期総会記念講演会

 福岡県手話通訳問題研究会様よりご依頼いただき、5月28日開催の定期総会記念講演会で

お話しさせていただきました。ご依頼のきっかけは、別の研修会にご参加くださった際に、「やさしい日本語は外国人だけでなく、障がいを持つ方々にも有効なコミュニケーション

手段である」という言葉に共感されたことだそうです。

 聴覚障害や手話についてほとんど知識がなかったため、どのようにお話をし、どのようなグループワークをするのがいいのかかなり悩みました。当日は、朝から緊張と不安で食事も喉を通りませんでしたが(汗)、いざ始まってみると… さすが普段からお話を聴くことに

慣れていらっしゃる方々!!皆様の笑顔と聴くよ~という温かい雰囲気で、安心してお話しすることができました。後日いただいたご感想によると、グループワークも楽しんでくだ

さったようでホッとしました。グループワークでは、どこまで言葉を変換すべきか、どこまで細かく説明すべきかなど、手話通訳をされている方々らしい視点に私たちも様々な刺激をいただき、とても勉強になりました。

 最後に今日の振り返りとして、手話通訳にやさしい日本語の知識はどのように役立つと

感じたかというテーマでグループトークをしていただき、その内容をお一人ずつ小さなカードに書いていただきました。そのカードをやさしさの木に貼っていただいて完成したのが、下の写真です。カードに書いてくださった皆様の言葉を一部だけご紹介いたします。


・やさしい日本語への変換作業は、聞き取り通訳の際と同じです。

・やさしい日本語の知識は、手話通訳のすべてに役に立つと再確認しました。

・相手が分かるかどうかを常に意識することが通訳に役立つ。

・相手の年齢、知識(情報量)により、わかりやすく伝えることが手話をする上でも大切。

・手話でも「短く、具体的に」は心がけています。

・自分が発した言葉が全部正しく通じるわけではないと気づいた。

・災害時など、伝達事項がある際は、はっきり最後まで短く伝える必要性がある。

・正解は1つではない。通訳現場ごと相手に合わせた言葉選び。

・対象者に合った言葉を選んで通訳するためには、言葉をたくさん知っておく必要がある。

・コミュニケーションは相手が理解してこそ成立する。

・はさみの法則は手話通訳も同じ。カタカナ語やオノマトペは手話で表現しにくいです。

 ・・・・・


 当日はお忙しい中、65名の方々がご参加くださいました。コロナ禍でなかなか対面で活動ができなかったそうで、休憩時間も楽しそうにいろいろなお話をされていました。

 皆様のお話をお聴きし、すべての人が公平に情報を得ることができるようにしたいという気持ちは、手話通訳もやさしい日本語も同じだということを再認識いたしました。最後に

会長の杉野様より「またコラボで何かできるといいですね」という嬉しいお言葉をいただきました。その日を楽しみに、私たちもがんばって活動していきたいと思っています。






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