9月19日火曜日にあいれふ(福岡市健康づくりサポートセンター)にて、令和5年度 中央区公民館職員研修(人権)【「やさしい日本語」について】を担当させていただきました。
1月に警固公民館で行ったやさしい日本語講座にご参加くださった中央区の生涯学習推進課の方からご依頼していただき、中央区内公民館の14館の館長さんと主事さん向けに研修を行いました。(参加は公民館関係者、地域支援課職員、生涯学習推進課職員で計33名)
公民館は、地域情報や施設の提供などを行う行政の施設であり、外国人とも接する機会も多く想定されることから、やさしい日本語を通じてコミュニケーションや相手に伝わる情報提供のあり方などについて学びたいという趣旨でした。
講座では、冒頭に多文化共生社会に向けての活動や取り組みを紹介しました。皆さん、とても興味深く話を聞いてくださいました。
ワークショップでは、4人グループで3文での言い換え練習でウォーミングアップを行った後に、「災害」や「ゴミ出し」などのテーマ別のお知らせ文の書き換えに取り組んでいただきました。ご参加のみなさん、積極的にグループワークに参加してくださいました。
講座後のアンケートでは、日々の公民館活動に活用したいという嬉しい意見が多く寄せられました。
以下に一部をご紹介いたします。
・外国人以外でもいろんな方が来られる公民館。来館される子どもから高齢者、障がいのある方に伝わるやさしい日本語で、易しさと優しさで対応したいと思います。
・大変勉強になりました。日本に住む外国の方が、英語よりも日本語の方が理解できるということに驚きました。外国の方とお話しするときはもちろんですが、公民館だよりや館内の掲示物も気を付けていなければ、と思いました。
・日頃、報告書や文書作成の際は少しでも難しい言葉を使っていましたが、自分中心だったなぁと感じました。相手の立場に立って理解してもらおうという気持ちになれば言葉選びが変わると思いました。
・お知らせ文を作成するときに相手を意識することにつながる研修でした。ありがとうございました。
・楽しい研修でした。このやさしい日本語の本質は、いかに分かりやすく他人(外国人だけでなく、日本にいるすべての人)に伝えるか、なので、他人を思う心が人権につながりました。今後もこの気持ちを忘れず過ごしていきます。
お忙しい中ご参加くださった皆さま、中央区生涯学習推進課のご担当の方々、ありがとうございました。ぜひ、これからもやさしい日本語や多文化共生の取り組みをご一緒出来たら幸いです。