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 この度、ご縁をいただき、糸島市の「やさしい日本語」の手引きの作成に携わることになりました。

イギリスの情報誌「MONOCLE(モノクル)」が実施した『輝く小さな街(Brightlingts small city)』の2021年ランキングで、世界3位に選ばれた糸島市。

 その理由として同誌には、「糸島市は豊かな自然が残り、サーフィンやハイキングスポットがあり、また海の幸や農産物が豊富でありながら、都市への交通アクセスが良く質の高い生活を満喫できる」とあります。

 また、コミュニティ意識が強く、市外から入ってきた人に寛容でなじみやすい」、「クリエイティブな人々が集まり面白いビジネスが生まれている」と表現されています。

まさに、「やさしい日本語」のコンセプトにぴったりの街だと言えるでしょう。

 九州大学の留学生やその家族、技能実習生などの外国人も近年増加傾向にあり、また高齢化も進んでいることから、「やさしい日本語」の必要性を感じられたということで、この度ご依頼をいただきました。また、私たちが、地元での活動を中心にしていたことで、見つけていただいたこともうれしく思っています

 糸島市が、「やさしい日本語」でますます魅力あふれる街になるように、私たちも全力で頑張ります!




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執筆者の写真月原万貴

更新日:2021年6月23日

 11月2日、福岡県朝倉市でやさしい日本語研修を行いました。

呼んでくださったのは、朝倉グリーンツーリズム協議会のみなさん。

 福岡市内から約1時間、朝倉は豊かな自然や歴史史跡もある人気の観光スポットです。

 朝倉グリーンツーリズム協議会では、都会の住民との交流事業や小中高校生の体験学習事業を積極的に実施されています。

 今後、外国人観光客も積極的に呼んでいきたいとのことで、やさしい日本語に興味を持っていただき今回の研修を行うことになりました。

 普段、農家民泊や子供たちの体験実習に関わっていらっしゃるみなさんですから、コミュニケーション能力は抜群!

 当日は朝倉地域おこし協力隊のチュニジア人のお二人、香港出身の方の三名の外国人も急遽参加していただき、やさしい日本語の実践練習をすることができました。

 みなさんになるべく練習していただきたくて、ワークを3つ用意しました。


ワーク① やさしい日本語で自己紹介!

 外国人に面と向かうとつい「nice to meet you!」と英語が出てしまう方も。今日はやさしい日本語でお願いしますね、とアドバイス。「あー、そうやったーー(笑)」とさっそくやさしい日本語で自己紹介。

「わたしは、果樹園をしています」

「かじゅえん?わからない」

「果樹園、くだもの」

「くだもの・・・?」

うーん・・・、伝わらない。じゃあ、果物を具体的に言ってみては?とアドバイスすると、「かき、ぶどう、なし、くだものを作っています」「おー、いえす、分かりました!」伝わりましたね!


ワーク② やさしい日本語で朝倉を紹介しよう!

 朝倉の観光名所をやさしい日本語で紹介しよう!というワークでは、

「“桜並木”ってなんていえばいいの?」「川魚でわかりますか?」「道の駅ってどうやったら伝わる?」「秋月城跡、だから今はお城は無いけどなんて言ったらいいですか?」などなど、地元ならではのやさしい日本語を実践できました。



ワーク③ ボイストラを使ってみよう!

 ボイストラを使ったワークでは、「朝倉弁で、へげんって入れたら平原になります(笑)」など、日ごろAI翻訳を使っていらっしゃるみなさんにも、改めてやさしい日本語で話すことの大切さを知ってもらえました。

(ちなみに「へげん」とは朝倉弁で「だめ」という意味だそうです。)



 参加した日本人のみなさんからは、「とても、楽しかったです!」「ボイストラ、やさしい日本語で使ってみます」などのうれしい言葉が。

 また外国人のみなさんは、せっかく朝倉に来たのにコロナでなかなか地元の人と交流ができず、日本語も上達できずにいたそうですが「今回の研修ではじめて交流ができました」

「自分たちが、やさしい日本語はどんな言葉か、みなさんに教えることができて役に立っていると思えてうれしかったです!」という感想をいただきました。

 残念ながら、コロナのために外国人観光客に来ていただくことはまだ難しい現状です。いつか往来ができるようになった時は、やさしい日本語をぜひ活用していただき、すてきな朝倉をアピールしていただきたいと思います!

 みなさんとの出会いに感謝!ありがとうございました。



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執筆者の写真月原万貴

つなぐ会メンバーはそれぞれ別々の日本語学校に勤務していますが、全員が前期授業でオンライン授業を経験しました。

ツールはZOOMを使い、これにYOUTUBEによるオンデマンドやグーグルクラスルームを使った課題、テストなどを行ったメンバーもいます。

どの学校も手探りのスタートだったため戸惑いもありましたが、メンバー同士で情報交換ができたことはとても心強く感じました。

さて、そんなオンライン授業の良かったところや、今後の課題をメンバーに聞いてみました。


<よかったこと>

・学びが中断せず、学生たちが孤立しなった

・教師、学生ともにICTスキルがめきめき上がった。その後の専門学校のオンラインオー

 プンキャンパスや説明会にも比較的スムーズに参加できた。

・学生のノートや答案の共有ができることで、大切なことが速く伝わるようになった。

・声が小さくて聞き取りにくかった学生の声が拾いやすくなった。

・パワーポイントのアニメ―ションやイラストなどを使い効果的に授業を進めることができ

 た。


<残念だったこと・今後の課題>

・どうしても講義スタイルになりがち。

・空気が読めない。伝わらない。教室授業の一体感が生まれにくい。

・手元が見えない。

・評価が難しい。

・添削中心になったので、講義準備と添削で負担が増えた。

・ブレイクアウトルームを使いペアワークやグループワークをさせたが、そのチェックが難

 しい。

・初級の学生に指示が伝わらず、授業がスムーズに進まなかった。


<学生からの感想>

・聞きたいことをすぐにその場で先生に聞くことが難しい。

・スマホで受けていたので、画面が小さく見えづらい。とても疲れる。



オンライン授業のとき、学生がぼそっと「初めて学校に行きたいと思いました」(笑)なんて言っていましたが、そんな思いもあってか、対面授業になったときの学生たちのやる気も今までとは違っていたように思います。みんな学校に来れるのがうれしそうでした。

コロナに翻弄された前期授業でしたが、いろんな挑戦ができ、そして、大切なことに気づかされた期間でした。

まだまだ留学生が来日できない状況が続いています。そして感染も続いています。

後期の授業はどうなるんだろう、もしかして失業?また、オンライン授業になる?など不安もありますが、その時、その時、臨機応変にできることをやるしかないですね。

さて、みなさんはどうでしたか?

オンライン授業をされた先生方も多かったでしょう。また、初めてオンライン授業を受けた

学生さんも多かったでしょう。

感想のコメントをお待ちしています。

↓写真はzoomの投票機能を使ってアンケートしたときのものです。


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